君の笑顔に俺は惚れた
The captive of a smiling face (前編)
「ふぁ〜・・・」
「芥川君・・・・もう授業始まるよ?」
昼休み俺は屋上で寝るのが最近日課になった。
他に木漏れ日が綺麗なとことかあるんだけど・・・
最近俺はこの子になって以来屋上で寝ることが多くなった
笑顔が可愛い子の名前は。
「ん〜・・・もうちょっと〜」
「もう・・・しょうがないなぁ・・・」
学年トップのは人付き合いも結構良くて、俺のワガママも聞いてくれる。
もうちょっとって言っておきながら時々授業サボらせちゃうときもあるんだけど・・・・
その時は俺の好きな笑顔で「大丈夫。友達からノート借りて自分で勉強するから」って言う
跡部もその事知ってて色々言ってくる。
「おいジロー。他人に迷惑かけてんじゃねぇよ」
って。
跡部とは同じクラスだからバレちゃったみたい。
でもは、「大丈夫」って言ってくれる。
でもやっぱり悪いかなぁ〜と思ってちょっと思った
嫌だったら言ってくれればいいのに・・・
結局今日の午後の授業はサボらせちゃった・・・
「ゴメンネ」
「うぅん。気にしないで。あたしの好意でやってるだけだからっ」
やっ・・優C〜!!!
その笑顔が可愛E〜!!
って心の中で思ってるけど絶対口に出さないんだ。
だって
今おれが告白をしてしまったら
今までの関係が崩れてしまいそうだから・・・・・
昼休みが終って、おれは部活へ行こうと思った時
廊下で2人・・・・誰か立っていた
ちょっと影に隠れててあんまり見えなかったけど・・・・
1人の方は一発で分かった
だ・・・・
もう1人は顔を真っ赤にして下を向いてる。
告白してるんだ。
あんまりこういうのしちゃいけないんだけど、人様の告白のシーンに立ち会うとちょっと気になる。
それが、好きな人だったらなおさら。
は、ちょっと困ったような笑顔で何か言ってるみたいだった。
「・・・・さい。・・・・・・・・・・・・いるから・・・・・・・・・」
遠くで聞きづらくて。
ずっとジィッと見てるとと目が合った。
ヤバイ。
俺は夢中で走って部室へ飛び込んだ。
「何やジロー。今日は練習やる気なん?」
「・・・まぁ・・・」
「んだよ!ジロー!!元気ないじゃんかー!俺と飛んでみそ?」
「うるさいよー・・・」
「「・・・?」」
俺は久しぶりに出た練習のメニューをこなしていたけど、やっぱりさっきのコトが頭の中でグルグル回っててあんまり力にならなかった
「それじゃぁ、部活は終了だ。おい。1,2年最近なまってんぞ。力入れやがれ」
「はっはい!!」
跡部のちょっとだけ話を聞いて俺は部室に向かった。
コートかた出た瞬間話しかけられた
「芥川君!!」