どうしてだろう。君と見る星空は、本当に綺麗で。
どうして、こんな寒い外でさえも、君のぬくもりで感じないから。
どうしてだろう。
「星・・・・綺麗だな・・・」
俺は、がベランダから空を見ているのが気になり話しかけてみる。
はいつもそうだ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「おい、?」
「んー?」
「寒くねぇのか?」
そう言って、俺はを後ろから抱きしめる。
ほのかにの体は震えている。それほど、は寒かったのだろう。
「ちょっ・・・変なトコ触らないでってば・・・・・・」
「アン?寒いんだろ?」
そう言って俺は、の髪をいじる。はくすぐったそうに目を瞑る。
はすっげぇあったかくて。
「ちょっと・・・景吾っ・・・」
そう言いながら、は顔を真っ赤にして俺をどかそうとする。
そんな仕草さえも可愛い。
「そんな顔したら、可愛い顔が台無しだぜ・・・・?」
俺はに耳元で囁いてやる。
そうやると、は肩をピクッと動かして、顔をもっと真っ赤にする。
の百面相は、本当に面白いし、可愛い。
だが・・・・・
「なぁ・・・・・・・俺様以外に・・・そんな顔真っ赤なの・・見せるなよ?」
「みっ・・・見せっ・・・ないよっ・・・・///」
本当に、可愛いんだ。
何故、俺様がこんなにも惚れ込んでいるのか。そんなのどうだって関係ねぇよ。
そう思いながら俺は次はになんて言おうかと考えていたら、ふと触れる唇に暖かな温もり。
「っ・・・・!?」
「景吾こそ・・・・その驚いた顔・・・ほかの人に見せないでよね・・・」
そう言いながら、は俺の胸にしがみつく。
本当に、どうしてこんなに愛しいのか。
「なんだよ・・・不意打ちしておきながら、何照れてるんだよ」
「だって・・・・・///」
「アン?なんだよ?」
「景吾に負けるのが悔しいんだもん・・・・(照」
ヤバイ。どうしてこんなにもが可愛いのか。
どうして俺がに惚れ込んでいるのか。
「っ・・・・」
「景吾、顔真っ赤・・・・・」
そう言って、俺の頬には触れる。
こんな行為さえも、俺の心臓はドキドキで。
心臓がうるせぇ・・・・・
に聞かれてるんじゃねぇか、とか
もしかしたら、がこんな事にドキドキしてる俺を見てバカにしてるんじゃねぇかとか
こんな不安になるのは、だけだから。
「バーカ・・・・」
俺は、いつもそう言ってに顔を見られない様に抱き寄せるんだ。
どうして好きなの?とか
どうして愛してるの?とか。
そんなの理由なんかねぇよ。
俺は、を愛している。
それだけで十分じゃねぇか。
どうしてだろうって思うなよ。
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景吾視点!!ひぃ!
いかがでしたでしょうか。あんまり景吾視点って書いた事ないんですよね。
こんな純粋ピュア景吾?もいいかなぁーっと(笑)
2006.01.25