なぁ、俺たちって付き合って2年だろぃ?

んで、俺とが知り合って15年。

結構長い年月重ねてると思わねぇ?俺たち。


しかも、俺結構思うんだけど、俺たちって生まれる前からずっと一緒だった気がするんだ。


もそう思うだろぃ?

















信じあえるならば




















「なぁー


俺とが付き合って2年。
俺達は15年間ずっと一緒だった幼馴染で。


「んー?何?ブン太」

「俺思うんだけどさぁーって俺とずっと一緒ってどうよ」

「え?別に?面白くて良いけど?」

「どんな風に面白いワケ?」


俺が、鋭い質問をすると、は悩む。
そう、その眉間に皺寄せる顔が可愛いんだよなぁー



そんな事を考えていたら。














「ブン太がガムを膨らませてたら割れて、ガムが口の周りについてるバカ面が見れるから?」













うわ。なんかこの人、言っちゃいましたよ。
しかも俺のバカ面ですか。






「なんだよ・・・それ・・・」

「えーだってさー、ブン太ってば超アホ面なんだもん!」


キャハハとか笑いながら、思い出し笑いまでしてる
くそっ・・・・俺、かなりバカにされてるんじゃねぇか・・・・・


「あーそうですかそうですか」


「何そんなに拗ねてるのさ?」


が俺に抱きついてくる。
これは、俺に対する”ご機嫌とり。”


「離れろよっ・・・・」


俺がそう言って離すと、はすっげー寂しそうな顔するのが見えた。
ヤバイ。俺、に悪い事したかも・・・・


「あっ・・・わりぃ・・・・」


そう言って俺がの手首を掴むと、はパッと離れた。


あぁー・・・・まじやべぇ。







「ブン太なんか嫌い」

「ウソだ」

「大嫌い」

「俺は好きだぜぃ?」

「ヤダ」

「何がだよ」






「ブン太は、私のどこが好きなの?」






なんだ、そんな事ですか。
俺がの好きなトコあげろって言われたら、いっぱい出てくるぜぃ?









「聞きたい?」

「聞きたい」






「・・・・・・黒板の前に立って、が黒板に書かれた文字を消す後姿が好き」



「それって変だ・・・」


「いいから黙って聞けぃ」


「もぅっ・・・」





「キャー眩しいって言いながら手をかざすも好きだし、暇だなぁーってな顔しながら足をブラブラさせるの横顔も好き。

それに、猫を見つけて「にゃー」とか言ってるも好きだぜぃ」




「そんなトコまで見て・・・」



「まぁ、つまりの全てが好きってワケ」





俺がそう言って、を見るとめちゃくちゃ顔が真っ赤だった。


「顔真っ赤なも好きだぜぃ?」




「ばかっ・・・・」







「だって俺、の事ばっかり大好きなんだもんよ」




「ガムよりも?甘いものよりも?」



がスキ。」











「ばかっ・・・・」










どうやら、の機嫌が直ったみたいで、あぁー良かった。

このまま別れるの嫌だしな。


ほら、信じあえるならば、俺とはどんな事があったって、別れたりはしないから。















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殴られそうな勢いで、偽者ブン太。
マズイですね。こりゃ。
お前誰だよー!!!!!(叫

2006.02.04