物じゃなくて
形あるものじゃなくて
気持ちを君に捧げたいんだ。
僕にとって、出来る事
「さえー」
そう、俺は忘れていたんだ。
「ん?」
は俺に手を差し出して、何かをねだる。
「ちょーだい。」
「なっ・・・何を?」
今日って何かの日だっけ?
俺は疑問を浮かべながらの顔を見る。
「なっ・・・分かんないの!?」
「えっとー・・・なんだっけ?」
俺、に何かあげるって約束したかなぁー・・・っと思いながら悩んでいると、は不満そうに言った。
「バレンタインデーのお返し・・・」
そう、今日は3月14日。
俺は、卒業式の練習に忙しくて、すっかりホワイトデーを忘れていた。
きっと、は楽しみにしてくれたんだろうね・・・
「あぁー・・・そういえば今日は3月14日か・・・忘れてた・・・ごめんな?・・・・・」
「むー・・・さえなら忘れないと思ってたのにぃー」
そう言いながら、俺の腕にしがみつく。
ホント、そんな仕草さえも可愛いよな。
「ねぇ、」
「なにーばかサエー」
ばっ・・・バカッて・・・まっ・・・まぁホワイトデー忘れてた俺が悪いんだけどさ・・・
「・・・俺と一緒についてくる?」
「どこに?」
結構な身長差がある俺達は、自然とは俺を見上げる形になる。
「俺の人生」
「なにそれ・・・」
「俺を、フリーにしたりしないなら、今からホワイトデーのお返しあげるよ」
「・・・一生ついて来いって意味?」
「・・・そ。どう?」
は顔を真っ赤にして。
「ついてくに・・・決まってんじゃん」
俺の腕に顔を埋めながら言うんだ。
俺を放さないって、がついてきてくれるなら。
「お礼忘れてごめんな?」
の顎をクイッと持ち上げて、目線を合わせて
「サエ・・・?」
そっと唇を奪えば
「これで、我慢して・・・な?」
「ばっ・・・バカッ!」
ほら、僕もも嬉しい気持ちになれるから。
物じゃなくて、形あるものじゃなくても、分かり合える。
そんな俺は、に最大限の気持ちを伝える事しかできないから。
Fin
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短い・・・・orz
歌いながら作っていたら頭が混乱した渋澤です(ぇーw
っと言うワケで、約2ヶ月前のホワイトデー夢です。すみませんorz
えーっと・・・リクしていただいたとおりになっているのかさえ不明ですが、これで許して下さいorz
後は仁王夢か・・・!