勉強してるうちが幸せとか


学生のうちが幸せとか


そんなの良く分からないけれど、


君が勉強を教えてくれるのなら、


私はなんだって頑張れる気がするよ。











嗚呼、青春











「全く・・・・・この点数は、どういう事だ」


そう言って国光の手から出てきたのは、数学のテスト。
あろうことか、赤点を取ってしまったのです。


「えっと・・・・国光に教えてもらった範囲だったんだけどねぇー・・・あはは」

「どうして出来ていないんだ!俺があんなに教えただろう?」

「いざテストになるとさぁー・・・どうも頭が真っ白になっちゃって・・・」

「はぁ・・・・」

「・・・・・」


国光、完全に怒ってるよね。
あーぁ・・・どうしよう


「どうせ、追試だろう?俺が教えてやるから、今日は寝るな」

「Σえぇ!?寝なきゃ生きていけないよ!」

「徹夜する勢いで勉強する事だな。いいから、机に座れ」

「スパルタ・・・」

「・・・(睨)」

「ごめんなさい」


そう言って、私は机に座る。たしかに国光には悪い事したなぁーって思うけどさ・・・うぅ


そんなこんなで始まった国光スパルタ数学の時間。
これまた国光は分かりやすく教えてくれているんだけど・・・・・・・・・・














「いいか、この円の方程式は・・・」

「んぅ・・・・・」






ただいま、22時30分。
私的には眠い時間であって。




「おい、。何眠そうにしてるんだ」

「んー・・・眠い・・・zzzZ」

「Σなっ・・・おい!!寝るな!」

「んー・・・zzzZ」

「・・・・・・誰が寝ていいと言った?、起きろ」

「・・・・んぅ」

「はぁ・・・・・・・」


手塚は、近くにあったビニール袋を膨らませて、おもいっきり叩いた。


バンッ!!!!



「Σひぃっ!!!」

「やっと起きたか」

「くっ・・・国光!?」

が寝るから起こしただけだ。さ、授業再開するぞ」

「えーネムイネムイネムイ!」

「何が眠いだ・・・俺は、のお母さんから頼まれてるんだぞ!?俺の信用問題にも関係あるんだからな。きっちり勉強してもらう」

「そんなの関係ない!寝る!」

「ほぅ・・・そんなに眠いなら、コーヒーでも飲め」

「いや・・・・コーヒーなんか飲んでも眠気は覚めない!」



私がそう言うと、国光はコーヒーを一口飲み、私に近づく。
ヤバイ。今日の国光、なんかおかしい・・・・


「ちょっ・・・近づかないでよ!」


私が近くにあったクッションを投げると国光は避け、私を壁に押さえつける。
ヤバイ。本気の目だ。この人


「ちょっ・・・まじ国光どうかしてっ・・・・・・・」


どうかしてる。そう言おうとしたのに。
気づいたら、目の前に国光の顔があって。


「っ・・・・・・・・」



眼鏡越しに見える国光の目は少し開いてて。



「んっ・・・・ふぅっ・・・・・」



息が苦しくて。





空気を吸おうと口を少し開けたら、






ほろ苦い液体が流れこんできて。

何が起きてるのか私には分らなくて。












「っ・・・・・」







ふと、我に返ると国光は私から離れて。



「ふぁっ・・・・・・はぁっ・・・・・はぁっ・・・・・」

「・・・再開するぞ」





「くっ・・・・・国光・・・・・」


「何だ」


「どうして・・・キスしたの」


「さぁな、がちゃんとテストで赤点取らなくなったら教えてやる」


「絶対だからね?」


「あぁ」








そう言って、後日数学のテストを受けたら、見事赤点脱出。
国光に、意味を問い詰めたら、告白されて。








なんか、上手く事が運びすぎて幸せすぎる私。










嗚呼、なんて青春なんでしょう。
















----------------------------------------------------
渋澤さん、ついにアホ炸裂(ぁ
手塚とか、普通に偽だから・・・!(殴)なんか、手塚ってすっごい扱いにくいんですよ。
初手塚。ビバおっきー。ナイスだぜ(は)
手塚は勉強教えるの上手だよね。うん。
だって生徒会長だもーん!(は)

2006.01.07